愛着形成の重要性

従来、乳幼児期の問題は「発達」という視点からのアプローチが大半でした。

しかし、近年乳幼児期に安定した愛着関係を構築することの重要性が科学的な視点からも指摘されるようになりました。

親の子に対する無償の愛、何があっても大丈夫という安定的関係、存在をまるごと受け入れてくれているという実感。

それらは、いつの間にか「発達」ということを重視するあまり希薄化しつつあります。

愛着とは人と人との絆を結ぶ能力であり、乳幼児期に一番身近な存在から自己の認証欲求をみたされることで構築されます。

それはまた、身体的コミュニケーションによる達成でもあり、身近な特定の存在との愛着の絆を基礎として、
それ以外の人との良好なコミュニケーションが可能となってゆきます。

安定した愛着の絆が構築されたならば、対人関係においても深い信頼関係を築くことができるようになります。
人に受け入れられ、人を受け入れることで、自分の意見をきちんと主張することができるようになると同時に、
他者の意見も受け止めることができるようになります。

乳幼児の時期に愛着形成がうまくなされないと、いつまでも自己認証をもとめて強い不安感情のままさまようことになってしまいます。

愛着形成の重要性1
愛着形成の重要性2
愛着形成の重要性3